テンプレート解説About Templates.
1. ToDoボード
ToDoリストほど、ひとによって方法が違うものはありません。自分のToDoスタイルを確立するのは意外と大変なものです。マインドピースでToDo管理をする利点はふたつあります。ひとつは「項目を自由に動かせる」そしてふたつめは「チェックボックスその他、ビジュアルで表現できる」ということ。それらを活かしたToDoボードがこれです。
まず新しいタスクが発生した、あるいは思いついたら、どんなものでも左半分のエリアに置いておきます。それが本当にすべきものであれば「チェックボックス」をつけ、右の「最優先」に移動します。終了したらチェックボックスをオンにし「終了」ピースへ移動するだけです。
ところがタスクによってはすぐに進められないものもあります。誰かに相談する必要があったり、判断をせまられたりするタスクは多いもの。そういうときはすかさず「あとまわし」に移動しておきます。こうすることで優先順位がはっきりし「できるものからすぐにやる」というクセがつきます。
もちろん職種や業態によってはこれだけでは不十分でしょう。右エリアのブランチはシチュエーションによっていろいろ工夫できるところです。自由に発展させてオリジナルのToDoスタイルを確立してみてはいかがでしょうか?
2. アイデアボード
良いアイデアを着想するのに一番の近道は「アイデアをたくさん出すこと」といわれます。アイデアは「質」より「量」。何も考えずにどんどん出すべしです。陳腐なアイデアでも気にしない気にしない。何十個も出すうちに、すごいアイデアは向こうからやってきます。とはいっても、白紙のボードをアイデアでいっぱいにすることは意外と難しい。そこで逆にボードがいっぱいの状態ではじめてみたらどうだろう、ということで生まれた「アイデアボード」です。
ルールはとくにありません。置かれたポストイットピースにひたすらアイデアを記入していくのみです。どんどん埋めたら、カラーでプリントアウトして眺めてみましょう。誰かに見てもらって新たなヒントを引き出す、という使い方もGOODですね。
企画のとっかかりなど、一番最初のアイデア出しなら、せめてこの16個のピースは埋めましょう。
3. アイデアをふくらます(オズボーンリスト)
とはいえ、誰だってアイデアに行き詰まることがあるものです。ひとつのアイデアからはなれられないとき、あるいは特定のテーマを別の角度から考えたいときなど。そんなときによく使われるのが「オズボーンのチェックリスト」です。
このテンプレートの使い方は簡単。真ん中にキーとなるアイデアを記入したら、あとはまわりの質問に答えてアイデアをふくらましていくだけ。単純な質問ですが、これがどうして、アイデアの突破口になることは多いです。
4. アイデアをふくらます(強制発想法)
オズボーンのチェックリストも強制発想法のひとつですが、こちらの方法はもっとストイックです。クモの形をした各マップの中央に同じくテーマとなるアイデアを書き込みます。それを眺めながら、思いついたものをクモの足のピースに書き込みます。このときのルールはただひとつ。
「クモの足は必ず埋めなくてはならない」
ということ。この制約があなたを苦しめます。いっぺんに思いつくのは大抵4〜5個が限度。その先はなかなか大変です。最後の1〜2個になるともう頭が真っ白になります。ですがこのルールがアイデアの神を引き寄せることもしばしば。苦し紛れに埋めた最後のアイデアがとてつもない発想だった、ということが起こるのが強制発想のすごいところです。
考えているうちに足に書いたワードが気になる!という場合はすかさず隣のクモに移動します。同じくクモの胴体にそのワードを書き、足のアイデアをさぐります。
クモの足は8本ですが、慣れない人は6本からはじめたほうがいいかもしれません。自信があるひとは10本以上にチャレンジしてみると良いでしょう。